2009年の紅白はつまらなかった。ちぐはぐでばらばらで工夫と意気込みがない。
紅白で司会をしていた仲居正広が年が明けてから別の番組で、「みんなちゃんと歌ってくれてよかった。」と言っていた。そうか、年中行事として “ちゃんと”無事に仕事をこなすことが大事だったんだ。道理でつまらないわけだ。
(余談だが、この「ちゃんと歌ってくれて…」という発言は、ずいぶん失礼な言い方だと思う。紅白の番組中にも彼は矢沢永吉に向かって「これに懲りずにまた来てください」と言っていた。これも司会の立場としては、なんだか変な物言いだ。)
年始にテレビで昔の落語を見た。桂枝雀がだんぜんおもしろい。
最近、古いものしかよいと思わなくなった。精神が保守的になっている。あまりよい傾向ではないと思う。