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大和魂

(2012-04-22 06:38:19) 下一个
  
 夏目漱石の『吾輩は猫である』の中に、主人が友人たちに向かって自分の書いた短文を読み上げ、批評を乞う場面がある。内容は、大和魂について。
 ちょっとおもしろいと思ったので、抜き書きしておく。
(主人が読み上げる短文の合間合間に、友人たちが茶々を入れるのだが、ここでは、友人の言葉を省略し、主人の短文だけを記す。)


------------(引用はじめ)------------


「大和魂!と叫んで日本人が肺病やみの様な咳をした」

「大和魂!と新聞屋が云う。大和魂!と掏摸が云う。大和魂が一躍して海を渡った。英国で大和魂の演説をする。独逸で大和魂の芝居をする」

「東郷大将が大和魂を持っている。魚屋の銀さんも大和魂を持っている。詐欺師、山師、人殺しも大和魂を持っている」

「大和魂はどんなものかと聞いたら、大和魂さと答えて行き過ぎた。五六間行ってからエヘンと云う声が聞こえた」

「三角なものが大和魂か、四角なものが大和魂か。大和魂は名前の示す如く魂である。魂であるから常にふらふらしている」

「誰も口にせぬ者はないが、誰も見たものはない。誰も聞いた事はあるが、誰も遇ったこと者がない。大和魂はそれ天狗の類か」


------------(引用おわり)------------



 
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