夢を見た。高校の卒業式なのだが、そこには一人、大切な人が欠けている。病気で亡くなったのだと誰かが言った。私はそれを聞いたとき、すぐに泣きはしなかった。ああ、そうか、と思っただけだった。そして、どうして彼は病気だということをずっと私に言ってくれなかったのだろうと不思議に思った。私たちは恋人同士でもなんでもない。ただの同級生だったが、お互いになんとなく気持ちが通じ合ってたはずだった。悲しみがじわじわとこみあげてくる。
式場のあちこちに有名な生け花の先生が生けた豪華な花が飾られていた。その先生が私の傍に花瓶を一つ、すっと置いた。それは透明なガラスの花瓶で、赤と白の縞模様のチューリップが5本、無造作に入れられていた。シンプルで美しい、と思った瞬間、周囲から手が数本伸びてきてその花を取っていった。私は一瞬、あっ、と息を呑んだ。けれど花瓶の中にまだ花が2本残っているのを見て、私はほっと胸をなでおろした。そして、この2本のチューリップは私たちなのだと思った。(夢の中の「彼」は架空の人物で、実在の人物ではない。)
最近、死に関する夢を続けて見た。どうしてだろう。
そう言えば、先日ふと、10年以上前に亡くなった友人のことを思い出したのだった。会社の同僚だった彼は、以前私に、「そんなに生真面目に考えなくても、人生は楽しまなくちゃ損だよ」と言った。その彼が、ある日、駅のホームから飛び降りたのだ。
死がいったいどういう具合で私たちを捉えていってしまうのかと、考えても仕方の無いことを、時折考える。
我做了个梦。是我的高中毕业仪式,但在那儿少了一个对我来说很重要的人。有人说他病死了。我听到那个消息时没有马上哭,只是想“原来如此”而已。后来,让我感到奇怪是他怎么一直没有把病的事告诉我。我们不是恋人关系,就是普通的同学关系而已,但有些事我们不用说出来也能领会对方的心情,就是人们所说的“心有灵犀一点通”。一阵悲伤慢慢地涌上心头了。
在仪式会场的几个地方摆着很豪华的插花,是有个有名的花道老师插的。那位老师过来把一个花瓶放在了我的旁边,透明的玻璃花瓶里插着5朵红白条纹的郁金香,看上去又朴素又美丽,这时几只手从旁边伸过来拿走了几朵花。一瞬间我感到喘不上气,但看到花瓶里还留着两朵花我又放心了。我认为这两朵郁金香就代表我们两个人。(这梦里的“他”实际上并不存在,而是虚构的人物。)
最近连续做了跟“死”有关系的梦。为什么呢?
那么说来,前几天我想起了已经去世10多年的朋友 。他是我的以前的同事,他从前对我说过;“别那么认真地想啦,人生嘛,应该好好享受”。说过这种话的他,有一天,从车站的站台上跳下去了。
“死”这个东西究竟是怎么抓住我们,把我们从现世拉走的呢?虽然我知道这个问题不论怎么想也不会有回答,可有时也不禁思索。
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