浜辺の歌 倍賞千恵子
浜辺の歌(はまべのうた)
作詞:林 古渓(はやしこけい、1875-1947)
作曲:成田 為三(なりたためぞう、1893-1945)
1 明日(あした)浜辺(はまべ)を さまよえば
昔(むかし)のことぞ しのばるる
風(かぜ)の音(おと)よ 雲(くも)のさまよ
寄(よ)する波(なみ)も 貝(かい)の色(いろ)も
2 ゆうべ浜辺(はまべ)を 回(もとお)れば
昔(むかし)の人(ひと)ぞ しのばるる
寄(よ)する波(なみ)よ 返(かえ)す波(なみ)よ
月(つき)の色(いろ)も 星(ほし)のかげも
3 疾風(はやち)たちまち 波(なみ)を吹(ふ)き
赤裳(あかも)のすそぞ ぬれひじし
病(や)みし我(われ)は すでに癒(いえ)て
浜辺(はまべ)の真砂(まさご) 愛児(まなご)いまは
中文歌词:
《海滨之歌》
清晨我独自一人,在这海边彷徨,
心中不尽回想起,往日的时光
啊 看那阵阵轻风,吹荡着白云。
啊 波涛拍打海岸,那贝壳闪银光。
黄昏我独自一人,在这海边徘徊,
故人难忘的身影,涌现在我心上。
啊 起伏的波涛,翻滚的浪花。
啊 轻淡的月色,冷落的星光
。
深夜我独自一人,在这海边游荡,
一阵海风卷起波浪,湿透了我衣裳。
啊 我这忧郁的人,苦苦地思念。
啊 我心中的故人,如今你在何方。
Hamabe-no-Uta (The song of a beach)
If a walk is taken in the beach at dawn,
it will be reminded of an old things.
Sound of wind and scene of cloud,
scene of wave coming and color of shells.
If it stands still at the beach in the evening,
it will be reminded of the person who met at ancient times.
Wave brings near and returns.
Also color of the moon Also stellar shadow.
The quick wave came
and the skirt got wet immediately.
Sick I healed up completely,
it is reminded of a former student's face if the sand of a beach is seen.
1912年に林 古渓さんの書いた詞に、成田 為三さんが作曲し1919年に楽譜が出版されました。
「もとおる」の意味は「廻(メグ)る」とか「徘徊する」です。