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中国旅行記(13)~お土産(2)~

(2010-06-28 05:48:36) 下一个


 
 これは北京の“南鑼鼓巷”という通り沿いのお店で買ったソーイングボックス。開けた箱の中央が針山になっています。とてもよくできています。このお店にはお土産にぴったりの布製のバックや小物入れがたくさんありました。色やデザインもいいし、作りもしっかりしています。店の名前は“成家家居”です。いくらだったか…、レシートもメモも見当たらない。安くはありませんでした。
 “南鑼鼓巷”は喫茶店やヨーグルト屋、アイスクリーム、小物、Tシャツなどちょっと変わったオシャレなお店が軒を並べている通りで、観光客も多く訪れるので相場が高いけれど、お土産を選んだりウィンドーショッピングするにはすごく楽しいお薦めの場所です。
 通りの端の方にあった“MILK UNION(爱牛奶吧)”という名のお店のコーヒーがおいしかった。入ってすぐのところでアイスクリームを売っていて、アイスクリーム屋さんみたいですが、奥のテーブルでコーヒーやカプチーノが飲めます。夫が、北京で一番おいしいコーヒーかも、と言っていました。ブレンドコーヒーが20元(280円)、カプチーノが23元(322円)でした。

 この辺りは、胡同と呼ばれる下町の路地なのですが、その狭い路地の片側に路上駐車の車がずらりと並んでいました。
「この路上の車は、誰の車?」
「ここの住民の車だよ。路上が駐車場になってる。」
 この辺りは昔ながらの古い町並みがそのまま残っています。観光客が歩く通り沿いの門や店構えは、昔のままの風情を残しつつ綺麗に修復されて美しく整えられています。でも、塀の奥は、四合院と呼ばれる中庭のある昔のお屋敷に多くの世帯が雑居していて、日本で言う「長屋」みたいな雰囲気です。自家用車を持っているような感じの家並みじゃないのです。
「えっとさ、皆、車を買えるわけ?」
「うん、車を買えるお金が貯まると、買っちゃうんだよね。それで、後悔するんだ。買ってからお金がかかるだろ?買わなきゃよかったってみんな思うんだけど、売ろうにも今更もったいないし。一度乘ったら中古車になっちゃうから。」
「ステイタスシンボルとして欲しくなるのかな?」
「うん。先のことをよく考えないんだと思う。買えるだけのお金が今あるから買うっていう。」
 そう言えば、北京は車が増えすぎて、あちこちで慢性的に渋滞が発生し、市民は毎日の通勤や移動にひどくイラつくことが多いと聞きました。車のナンバーをどんどん発行するからいけないんだ、これ以上車を増やすべきじゃない、という意見もあります。

 車のこともそうだけれど、市民が快適な都市生活を享受できるようにするためにはまず何が必要なのか、ということを根本から考えなきゃならないのではないかと思いました。生活を快適にしてくれるアイテムとして車よりもまず大事なのは、上下水道やゴミ処理システムなどを含む住宅設備、住宅環境だと思うのですが、そういうのは個人で解決できる問題じゃないから、難しいのかな?
 一昔前の日本みたいに公団住宅とか建てて市民に安く貸したらどうでしょう?公団住宅が当時“文化”住宅と呼ばれたように、文化的で快適な生活とはどういうものかというモデルを行政が提示することによって、都市生活の規律を確立していく必要があるんじゃないかと思うのですが。
 でないと、なんだか、何のためのお金なのか、という気がします。お金ができたから物を買う、のではなく、豊かな生活とはどういう生活なのかというイメージ、規範を具体的に描いていかないと、到着駅も定かでないまま、ただ欲望だけを動力に走り続けていくということにならないでしょうか。(日本の場合は到着駅にアメリカというお手本が見えていたから。)

 お土産の話じゃなくなってしまいました…。あしからず。

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