2008 (142)
2009 (130)
2010 (94)
2011 (140)
山道を
兵隊が
歩いてく
ざく ざく ざく
ざく ざく ざく
彼らはなにを思うだろう
父を 母を
ふるさとの山々を
黄金色の稲穂を
初恋のひとを
思うだろうか
山道を
兵隊が
歩いてく
ざく ざく ざく
ざく ざく ざく
孤独の隊列が
進む
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夢を見た。細い山道を数人のグループが通りすぎようとしている。私は山肌に寄って、彼らが通り過ぎていく脇で、ジャムを盛ったスプーンを差し出す。男たちはジャムには見向きもせず通り過ぎた。しかし、列の一番後ろにいた一人の女性だけが私の差し出すスプーンのジャムを口に入れた。
その夢のあと、目が覚めて、この詩が浮かんだ。どういう関連性があるのかさっぱりわからないけれど。或いは関連性はないのかもしれない。