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2010 (94)
2011 (140)
妙な夢を見た。
私は学校の寮に入っている。コンクリート造りの古びた灰色の暗い建物で、天井が高い。クラス全員20人あまりが間口が狭くて奥行きのある一つの部屋に住んでいる。クラスの誰かが出産するという。産婆さんを呼んでこなくては、と思っていたら、もう生まれてしまって、部屋の奥から生まれたばかりのまだ白く汚れた赤ちゃんを誰かが抱いて見せに来た。よい産婆さんを呼びたかったのだが、間に合わないということで、やむなく私は、学校付属の看護士を別棟に呼びに行った。学校の看護士たちでは不満だったが、仕方がない。
ピンクの服を着た2人の看護士とともに寮に戻ろうとするが、あちこちに大きな水溜りができている。私はそこをどう越えようかと逡巡するが、看護士たちは、その水溜りにじゃぶじゃぶ入っていく。腰までもある泥水の中を、彼女たちは泳ぐようにして渡っていく。
悪くない夢だと思った。とにかく子供は無事生まれたのだ。