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塔(夢の話、二つ)

(2008-06-08 04:19:53) 下一个

 
  厭な夢を見た。
 
私は大きな工場の敷地内を逃げ回っている。人間の外見をしているが中身は得体の知れない怪物が数人、それから普通の人間だが、怪物たちの言いなりで私の味方にはならない人々が大勢、私を追っている。大きなタンクやタワー、配管が張り巡らされている様々な設備の間を、私は宙を低く飛びながら逃げまわる。追う者たちは飛べないが、タンクや機械にくっついている梯子や鉄管を登りながら私に手を伸ばす。もっと高く、工場の設備より高く飛べれば逃げ切れることはわかっているのだが、体が重くて思うように飛べない。疲れきってぼろぼろの体に鞭打つように、気持ちは高く高くと要求するが、どうしても機械やタンクの壁に囲まれた狭い空間を縫うように飛ぶことしかできない。体はだるくてずっしりと重い。
 
すると、私はいつの間にか、歩いて塔を登っていた。西洋の城のような石造りの塔の外側に石の階段がぐるりと螺旋についていて、追われた私はその階段を登っている。階段の上は空だけれども、外側にはちゃんと壁があるので、落ちる心配はないが、外側の壁には窓のように四角い穴がいくつも並んで開いていて、登るにつれて地上がどんどん遠ざかっていくのが見える。塔は先端に行くほど細くなっていて、このまま登り続ければ結末として空から落ちるということを私は知っている。これ以上登りたくない、そういう恐怖に襲われるが、それでも登り続けなければならない。登りたくないと強く願っているにもかかわらず、私は登り続けている。
 
この結末は回避されなければならない、物語を変更しなければならない、と私は強く思う。すると、私は地上に戻った。私が創作した夢は私の強い意思によって変更を受け入れたのだ。

 こんなふうに、夢の中でそれが夢だということが自分でわかる夢もあれば、夢か現か、といった夢もある。
 
一週間ほど前に見た夢は、自分が中学生に戻った夢で、私は駅前で初恋の人に出会う。私たちは何の話をするわけでもなく、連れ立ってホームに向かい、彼は列車に乘る。私はホームに立って、列車が出発するのを待ちながらじっと彼の顔を見つめた。私は外見は中学生だけれども心は大人なので、子供の彼と出会っても、今恋愛に発展する可能性は全くないことを知っている。けれど、私は、優しさに溢れたその幼く純粋な顔立ちを見ているだけで幸せであった。
 
その幸福を感じる気持ちが絶頂のとき、私は突然、自分が布団の中にいることに気づいた。そして、その瞬間、いったいここはどこなのか、自分が誰なのか、全く把握できなかった。今見た夢の中の自分が本当の自分、現実の自分で、目を覚まし布団の中にいる自分が偽りの自分であるという気がした。
 
老子に、蝶になった夢を見て、夢の中で自分が蝶になったのか、それとも自分が蝶の夢の中にいるのかわからなくなった『胡蝶の夢』という話があるが、将にそれと同じと思われるような不思議な感覚であった。

 

 

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