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詩を書くということ

(2007-12-10 17:14:43) 下一个

 詩を書き始めたのは今年の5月からで、始めは、ふと思い浮かんだ言葉をただ書き留めていただけだった。それ以前は、詩を書こうなどと思ったこともなかった。もっとも、今、書き留めているこれらが果たして「詩」なのか、ということもそもそも疑問だが、素人の趣味なのだから、その辺はまあ大目に見ていただくとして、兎にも角にも詩を書くことはとても楽しい。

 具体的な出来事の説明をしなくていいのがいい。ある出来事を契機として起こった感情を、出来事の説明を抜きにして語ることができる。思ったことや感じたことを、どんなイメージに乘せて言葉にしたら、その時の「想い」が一番強く的確に表現され得るのか、試行錯誤しながらあれこれ考えるのがとても楽しい。

  週に一度、ネットの投稿サイトに詩を投稿している。皆、素人なのだけれど、言葉の発想や使い方がとても上手い人がたくさんいる。自在で柔軟な発想は若いうちに鍛えられるものなのかもしれない。私はちょっと遅きに過ぎた感がある。

日本ウェブ詩人会 http://www.poet.jp/ ぽえいち

 

 余談だが、昔、母から貰った手紙にしばしば「兎に角」という言葉が出てきて、「うさぎにつの」って何だろう、としばらくの間思い悩んでいたことがある。使う場所からすると話を転換するときの慣用句とかことわざらしいという見当をつけた。その文字を眺めていて、ある日突然、それが「とにかく」であるとわかった時には、おかしくておかしくてたまらなかった。それで今でも、「とにかく」という言葉に出会うと、「兎(うさぎ)に角(つの)」という漢字がすぐに目に浮かぶ。

 

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