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栗きんとんを食べる夢

(2007-05-20 21:56:08) 下一个

 栗きんとんを食べる夢を見た。
 招かれて友人の家を訪れた。夕飯前には辞去するつもりでいたのだが、これから野外で宴会だというので、私もご相伴に預かることにした。
 友人の家族や親戚が20人以上、近所の長屋の前の広場に集まっている。広場の真ん中に、コンビニの商品棚の半分くらいの高さの棚が一列に7、8メートルほど並び、棚にはおつまみやスナック菓子が店のように陳列されている。集まった人々はその棚を囲むようにゴザを敷いて腰を下ろし、思い思いに棚から食べ物を取って飲み食いしている。私も目の前の棚に手を伸ばしてつまみを取り、ビールを飲みながら食べる。ところがそのうち、私は棚の向こう側にあるものが食べたくなる。例えば、向こうのほうの棚にあるカシュナッツが食べたくなるのだが、わざわざ立ち上がって取りに行くのも憚られ、食べながらも気がそぞろになる。本当に食べたいものは手の届かないところにあり、私は限られたものしか口にできない。
 ふと見ると、横に座っている友人の膝先にゴザの上に置かれた重箱があり、重箱には栗きんとんと、牛肉と野菜の筑前煮が入っている。お正月のようだと思いながら、私は栗きんとんに箸を伸ばす。着色していない大き目の栗と芋の餡が手作り風でおいしそうだ。次に筑前煮も食べようと思いつつ、栗きんとんをほおばる。
 
 食べたいものが食べられなくてもどかしい思いをすると同時に、それでもおいしい物もちゃんと食べられた夢。吉兆。

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