静斋闲话

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漢詩の和訳

(2010-04-15 09:54:45) 下一个

漢詩の和訳

 開心毎一天さんが漢詩の訳をネットで求めて、指名されたわけですが、私もあまりよくわかりませんので、試しにいくつかを訳しました。ご参考になればと思います。詩というのは心に響くところがあり、なかなか訳せるものではありません。少し違う形で書きました。


白沙泉——北宋朝清大夫 郭正祥

幽泉出白沙,流傍野僧家;
欲试清甘味,须烹石鼎茶。


白砂の泉

幽泉白砂より出でて
流れ傍ら野僧の家
清甘な味を試せんと
石鼎用いて茶を烹さんとす


石笋峰——清代灵隐 主持 戒显禅师

何人轮大斧,斩劈卓云峰;
玉版撑孤壑,苍烟破几重。
抽条难宿凤,惊雨欲成龙。
怪绝悬崖处,偏留此异踪。


石笋峯

誰が大斧を振り回し
卓雲の峯を切り裂いた
玉版の絶壁に深い谷
蒼煙幾重突き破る
新枝出ても鳳凰が泊れず
雨に驚いて竜と化す
怪しげこの上ない懸崖に
奇異な踪跡が残された


宿永福寺——北宋
 
循道

仙巾鹤氅与云轻,晚出岩梯最上层;
漠漠陇头归去雁,阴阴松下远来僧。
风吹寒水光成叠,木落重峦碧有棱;
行到湖边归兴尽,画桥邻水与谁凭。


永福寺に泊る

仙巾鶴氅雲より軽く
磐梯の最上階を夜に出る
夕暮れの荒野に帰雁の列
松の陰に遠く来た僧
風吹いて寒い湖面に光が畳むように見え
落木が山々の碧き稜線を与える
湖畔に辿り着いて遊興が尽き
隣水の画橋を誰と依りかかろう


北宋 云知禅 师题 永福寺

呼猿洞西藏石笋,丹桂苍松达鹫岭。几年陈迹绝纤垓,一旦佳茗出清景。
山家时喜来五马,相携款曲空岩下。遂许诛茆结小庵,异日功成伴潇洒。
庵成可以资静观,目前直见江湖宽。邺公政阑每频到,试茶笑傲浮云端。
物外似忘轩冕贵。此中深得林泉意。野人陪着病维摩,游戏自同方丈地。
芳猷从此流千载,且得而今光胜慨。


試訳

猿呼んで洞窟の西に石笋を隠し
丹桂蒼松霊鷲に連なる
数年人跡絶えて
一旦名茶より清景が知れ渡る
五馬の車が時に山小屋に来りて
相携わって談笑する空岩の下
遂に藪を刈って小庵を結ぶことを許し
来る成就の日を伴に洒落す
庵できて何と言う静かな佇まい
目前に江湖広く見えるなり
邺 公 も政務の後頻繁に来りて
茶を試し意気浮雲をしのぶ
俗世離れて 轩 冕の貴も忘れ
ここで林泉の意を深く得る
野人の我がお伴して
方丈にいるのと同じ
品性はこれより千年流芳し
今ただ嘆く事この上なし



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