2005 (265)
2011 (1)
2012 (354)
2013 (600)
17日の東京市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうである。16日の米国市場では、FOMC(連邦公開市場委員会)への楽観的な見方が広がり、NYダウはザラバで最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の15910円だった。この流れを受け、買いが先行するとみられ、日経平均は節目の16000円が意識されよう。
一方、FOMCの結果を見極めたいとするムードも強いと考えられる。FOMCへの楽観的な見方が高まる半面、円相場はやや円高に振れやすく、自動車など輸出関連への手控えにつながる。また、足元で強い上昇をみせているソフトバンク<9984>についても、16日は大幅上昇ながらもADR(米国預託証券)には届かなかったこともあり、今後は戻り売りなども出やすい。
米国では半導体関連やバイオ関連の上昇が目立っており、ハイテク株などが日経平均を下支えしそうだが、16000円を回復したとしても、その後は狭いレンジ取引が続くことになろう。もっとも、16000円回復となれば心理的には達成感よりも、政策期待から先高期待が一段と強まる状況である。個人主体によるバイオやゲーム関連などへの物色も期待されるところか。
また、このところ調整が続いている建設など社会インフラ関連の一角などには、いったんは反発が意識される水準まで調整している銘柄も散見される。円安一服となるようだと、内需系へのシフトも意識しておきたい。
《TN》