山口代表は冷え込んでいる日中関係について「対話を重視し、平和的な外交を進める」と、関係改善に意欲を示した。中国による沖縄県の尖閣諸島への領海侵入を念頭に「主権の問題で譲るつもりはない」と指摘。日中間の海上連絡メカニズムを構築し「偶発的事態への発展を避ける必要がある」と語った。
日韓関係に関しては「政治的な緊張はあっても国民の交流は盛んだ。議会同士の交流を活発化する必要がある」と強調した。北朝鮮情勢を巡っては日本人拉致問題、核開発、ミサイルの3つの課題で日米韓3カ国の緊密な連携を求めた。
山口代表は9月8日から13日まで米国を訪問し、政府要人らと会談する予定だ。