「接客カラオケ店」出入り禁止=館員の女性問題を警戒―丹羽大使
7月26日16時13分配信 時事通信
近く赴任する丹羽宇一郎中国大使は26日の講演で、大使館員がホステスの接客するカラオケ店に出入りすることを禁止する方針を明らかにした。質疑応答で述べた。
北京の日本大使館は2006年から、女性問題を利用されて公安当局につけ込まれた上海総領事館員が外交機密を漏らすよう強要され、自殺する事件が問題化したことを受け、ホステス同席のカラオケ店に行くことを館員に禁じている。丹羽大使はこの方針を継続する。
丹羽氏はこの日の会見で「(中国では)スパイ行動や盗聴が起きている。国に多大な被害をもたらす可能性がある。『君子危うきに近寄らず』だ」と述べ、赴任直後に館員に対して注意を促す意向を示した。