硝子体混濁、飛蚊症(ひぶんしょう)・霧視(むし)
真菌性眼内炎には抗真菌薬投与、桐沢型ぶどう膜炎には抗ウイルス薬投与といった混濁の原因疾患の治療が基本です。しかし、非感染性のものでは、原因疾患の特定は容易でないことも多く、主に対症療法として、ステロイド薬や免疫抑制薬の投与を行います。ステロイド薬は、症状の程度や原因によって、点眼・結膜下注射・テノン嚢(のう)下注射・内服・点滴などで投与します。
最近では、硝子体生検によって原因を特定することを目的にした远系南踝犹迨中gのほか、硝子体混濁を手術的に除去して症状の改善を図ろうとする治療的硝子体手術も行われています。
飛蚊症の原因は、特に治療が必要でない「生理的」なものと、治療をしないと視力が傷害されることがある「病的」なものに分けられます。加齢による生理的飛蚊症、後部硝子体剥離とも、病気ではないので治療の必要はありません。網膜剥離の場合、レーザー手術、外科的手術を必要とします。ぶどう膜炎は、状態に対して治療を行っていきます。