スキー馬鹿からのメール
(2009-02-10 05:52:05)
下一个
「1月末に,新しい板を購入しました.
今シーズン話題の,Atomic D2 Vario Flex 72(172cm)です.
http://www.atomicsnow.com/doubledeck/#/en/Products/D2-
Vario-Flex/(途中改行あり)
この手の「ギミック」板は,Salomonの初代パイロット12539;シス
テムで痛い目を見ているはずなのですが,どうしても好奇心
が先に立ってしまいました.
スポーツ館で妙に安かったので(ネット上では軒並み11
万円台後半なのに,何と9万円ちょっと!),衝動買いしてし
まった次第.
せっかく買ったので,インプレッションを….
いままでの黄色いHEADとはかなりタイプが異なるようで,正
直なところ,まだ少々戸惑っています.
いやね,すごく良い板なんですよ.全体が驚くほど素直にた
わむくせに,「きゅっ」と踏み込むと「びゅんっ」という感
じでちゃんと返ってきます.カーヴィング12539;ショートをする
と,驚くほど反応がいいです.
さらに,高速ロングターンでもまったくバタつかず,多少雪
面が荒れていても,びったりコンタクトしている感じで,ど
れほど飛ばしても恐くないのです.
ショートでもロングでも,「踏み込み方次第でフレックスが
変わる」という売り文句には間違いなく,あまりに新感覚な
板であるため,面食らっているという状態です.
板の形状もあってか,スキーのトップ部分の雪面への食いつ
きは必ずしも良くありません.このため,膝を軽く内側に傾
けるだけでターンが始動する(黄色いHEADはそうだった),
という感覚は弱いです.
黄色いHEADが,あまりにも「しゃもじ型」のシェープであり,
そのため,自分の滑りが知らず知らずのうちに,トップ部分
の雪面への食いつきだけでターン始動するタイプになってい
たんだと反省しています.
この板の場合は,ヘッドの食いつきに頼るのではなくて,き
ゅっと踏んで,ぎゅんとカーヴさせ,じわっと踏んで,びゅ
ゅーーんとカーヴさせるのが良いようです.(こうした滑り
の方が,本格的ですね…)
つまり,サイドカーブに頼ってカーヴィングするんじゃなく
て,フレックスと板のたわみでカーヴィングするという感覚
なのです.
しかも,ずらそうと思うと簡単にズレてくれます.したがっ
て「スキッド&カーヴ」系の(ゆるい)滑りも,無理なくで
きるのです.
深雪での浮力はあまり感じませんが,アイスバーンやぶかぶ
か雪の走破力はかなり高いようで,雪面コンディションを選
ばない頼もしさがあります.
コブでの性能は,まだよく分かりません.コブの後半で,意
識的にテールを抱えてトップを落とし込むようなポジション
を作りやすい,という印象はあります.
ただ,まだ慣れていないんだなぁ...馴染んできたら,き
っともの凄くいいんだと思います.」