厚生労働省は27日、2月に実施した第103回医師国家試験の合格者7668人を発表した。受験者数は8428人で、合格率は前年を0・4ポイント上回る91・0%。試験が年2回から1回になった1985年以降、最高だった。
最高齢の合格者は54歳の男性だった。
女性の合格者は2622人で全体の34・2%を占め、2000年以降10回連続で30%を超えた。男女別の合格率は、男性89・5%、女性94・0%。
大学別の合格率は、防衛医大の100%が最高で、自治医大98・9%、東京慈恵会医大98・1%と続いた。80%を下回ったのは3校。
必修問題100問のうち4問は、専門家から「妥当ではない」と指摘があり、正解した受験者は得点に加算する一方、不正解の受験者は採点対象にしない措置をとった。