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テレビでたまたま『ハリーポッターと謎のプリンス』をやっていて、中学三年生の甥っ子と一緒に見るともなく見ていた。甥っ子も私も、この映画はすでに映画館で見たことがある。 ちょうど、ハーマイオニーがロンへの切ない恋心に涙を流しているところをハリーが慰めている、という場面で、私が、 「ハリーとハーマイオニーって、似た者同士だから、恋人にはなれないんだよね。ハーマイオニーはロンが好きだし、ハリーはジニーが好き。自分にないものを求める。すごく納得できる。上手く出来てると思うよ。」 と言うと、甥っ子が、 「うん。ウィーズリー家がいいんだよ。俺はウィーズリー家が好き。」 と言った。 「あ。そういえば、ロンとジニーって兄妹だった?」 「そうだよ。」 「ハリーは両親が早くに死んでていないんだよね。 ハーマイオニーの両親は?」 「ハーマイオニーの両親はマグル(=人間)で、マグルの世界に住んでる。」 「そっか。やっぱり、魔法学校では、彼女は異端ってことだ。二人とも孤独なんだ。だからウィーズリー家みたいな明るくて健康的な家庭に魅かれるってことかな。」
以前、この映画を映画館で見た後、感想を記事にしてブログに載せた。その時はハリーとロンとハーマイオニーの3人の関係には触れたが、ジニーを含めたウィーズリー家との関わりには気がつかなかった。 我が甥っ子ながら、なかなか鋭いではないか。中学生もあなどれない。
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