夜の帳が下り始め 大地は徐々に冷めていった 惜しむように抱きかかえていた陽光が 薄暮の空に戻りゆく すっかり熱を奪われた私は 語る相手を失い 身を横たえる 朝がきっとふたたび訪れることを 私は知っているはずだが それでも 夜の冷たさを嘆かずにはいられない 昼の暖かさを想わずにはいられない
明日の温もりは今日の温もりと同じだろうか ひょっとして 今日という日の温もりは二度と戻らぬかもしれない
冷めた大地は朝を待つ 次の夜には再び失うであろう熱を いっときその懐に抱くために 雌鶏が卵を抱くように? 卵が孵るほど熱が続くとでも思っているのだろうか?
くりかえす昼と夜の运命の下
|