未来へのベクトルを持たぬ私を過去が捉えるこれは罰なのだろうか私は罪を犯したのだろうかいいえ、私は神を信じない人は物質にすぎない因果関係は頭の中で作り上げる妄想だ現実は無造作に放り投げられた偶然の重なりつまり私は神を信じないので罪を認めないので罰を甘受しないのでそれで怖いのだ生きていくことが怖い病にかかることが怖い老いていくのが怖い死んでいくのが怖い確かなものなど何もない